【社説】中国までノーベル賞の隊列に…落ち着かない韓国は

【社説】中国までノーベル賞の隊列に…落ち着かない韓国は

2015年10月07日14時14分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  中国伝統医学研究院の屠ユウユウ氏(85)が今年、ノーベル生理学・医学賞の受賞者に選ばれた。中国系の学者が科学部門でノーベル賞を受賞したのは8回に上るが、中国国籍の科学者が受賞したのは今回が初めてだ。中国はお祭りのような雰囲気だ。李克強首相は祝電を通じて「中国の科学技術の繁栄と進歩を実現」して「中国の医学が人類の健康事業に大きく貢献しているという事実を証明した」と興奮した。

  毎年ノーベル賞が発表されるこの時期になると韓国の私たちは、競争国である日本と受賞実績を比べながら神経を尖らせた。政治家たちがもらう平和賞や文学賞を除き、純粋学問分野の受賞者だけみれば昨年までに「韓国0」vs「日本20」だった。外部から見る韓国の学問がこのように底レベルにあるのに自画自賛に陥っている政府や科学界に自省を促す声を出すのが、この頃の社説の常連メニューだった。

  ところが今回は中国までも登場した。それでも産業化ではまだ韓国に遅れているとみていた中国が科学分野のノーベル賞をもらい始める現実を目の前で見ることになったのだ。日本は昨日、物理学賞も再び受賞した。韓中日の科学分野ノーベル賞の受賞成績表は現在0vs1vs21だ。しかも中医学分野でのノーベル賞だ。韓国の漢方医学はいまだ秘薬のたわごとばかり前面に出している。受賞者の屠氏はいわゆる「3無」だという。中国が最高科学者にあたえる名誉の院士になれなかったし、博士学位も、外国留学の経験もない。マラリアの研究で1つの井戸を掘り続けだが、1971年の成功まで実験は190回も失敗した。彼女が発見したアルテミシニンは今までに東南アジア、アフリカ、南アメリカなど熱帯地域で数百万人のマラリア患者を救った。

  問題はこうした「1つの井戸」科学者が出てくるには、韓国社会があまりにも騒々しくて、落ち着かない浮遊社会だという点だ。政治が支配する社会的騒乱の中で産業が崩れ、企業は揺らぎ技術も後退している。黙々と同じ道を進んでいく学者よりも研究費をうまく獲得する教授が勢力を伸ばすのだとして質素な気風は嘲笑を買うだけだ。頭が良いほど理工系を敬遠し、医大へと集まっていく。そして彼らは整形など顔にメスを入れる。韓国社会はこのように落ち着かないのだ。
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