「共に民主党」がフィリバスター（ｆｉｌｂｕｓｔｅｒ、無制限討論・議事妨害）を中断することにした。

共に民主の李鍾杰（イ・ジョンゴル）院内代表は１日未明、最後のフィリバスター走者として出て午前９時に中断を発表すると金性洙（キム・ソンス）報道官が伝えた。野党がフィリバスターを中断することにしながらテロ防止法案と与野党が合意した北朝鮮人権法案、選挙区の画定案を盛り込んだ選挙法改正案は２日、本会議で処理される。

中断の決定は、金鐘仁（キム・ジョンイン）非常対策委員会代表と李鍾杰院内代表、朴映宣（パク・ヨンソン）非常対策委員らの深夜の会合で決定されたと金報道官はつけ加えた。

だが中断決定は事実上２９日午後９時３０分に招集した非常議員の総会で出された。議員総会で李院内代表は「野党はテロ防止法を修正することはできなかったが、支持層を結集するのにフィリバスターが重要な役割を果たした」として「こうした状況を出口として使えば（中断のための）条件になりうる」と話した。

彼は「（フィリバスターが続いた７日間、本会議の司会をした）セヌリ党所属の鄭甲潤（チョン・ガプユン）国会副議長が健康上の理由でこれ以上は会議を主宰しにくいとしながら地方区に戻ってしまった」として「このような状況もフィリバスターを継続できない突発的な名分になるかもしれない」と述べた。

李院内代表の主張に対して「共に民主」の議員たちは「１日に李院内代表が直接本会議場で最後のフィリバスターをしながらテロ防止法を阻止できなかったことについて対国民声明を発表する形式を取ろう」と建議した。

金鐘仁非常対策委代表も李院内代表に「選挙にまい進するために前向きな姿勢を持てば良いだろう」という意見を伝えた。

共に民主は１日午前１時現在、１５０時間の間フィリバスターを進めており世界最長時間記録（カナダの新民主党の５８時間）を更新した状態だ。