IMO次期事務局長「韓国、造船海洋産業の限界に…国際基準リードでパワーを高めるべき」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.27 15:38
林基沢(イム・ギテク)釜山港湾公社社長が最近、「世界海洋大統領」と呼ばれる国際海事機関(IMO)事務局長に当選した。韓国人が海洋関連の国際機関のトップを務めるのは初めてだ。「一緒にする航海(A Voyage Together)」というスローガンを掲げ、ライバルを退けた。任期は来年1月1日から4年。IMOは1959年に設立された海洋の安全・セキュリティーおよび環境保護のための国連専門機関で、韓国は1962年に加盟した。英ロンドンに本部があり、加盟国は171カ国、職員は約300人だ。
林氏はIMOと特別な縁がある。林氏は船員として5年近く船に乗った後、海洋安全専門家となり、公務員生活を始めた。海洋水産部の課長・局長時代に3年ずつ英IMOに派遣された。「英国紳士」というニックネームはその時に付けられた。最近1週間ほど英国など欧州を訪問した林氏に釜山中央洞の釜山港湾公社の社長室で会った。
林氏は「国際社会で富裕国と貧困国で構成された171加盟国が公正な体制下でともに飛躍するよう懸け橋の役割をしたい」と述べた。林氏は「韓国の造船と海運産業は世界1位、5位だが、最近は沈滞している」とし「不振から抜け出して再飛躍の転換点を迎えられるよう国際社会で韓国の地位を高め、韓国が海洋強国に成長するのに力を注ぐ」と強調した。