【社説】賃金引き上げ率が8%台とは…経済危機再来の兆しだ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.20 13:42
昨年の賃金引き上げ率が平均8.2%で2013年(4.0%)の2倍以上であることが分かった。韓国経営者総協会(経総)が調査したものだが、問題はこの引上げ率が生産性の向上の結果ではないということだ。しかも、そうでなくてもウォン高によってグローバル市場で苦戦している状況での賃金の引き上げだ。
経総の最近6年間の賃金引き上げ実態調査を見れば、米国発の金融危機直後である2009年には賃金引き上げ率が1.4%に過ぎなかった。その後2010年の5.2%を皮切りに2011年(5.4%)、2012年(5.1%)まで3年続けて5%台の賃金引き上げが行われた。2013年には4.0%に下がりながら多少安定する様子を見せた。ところが昨年の賃金引き上げ率が突然垂直上昇することになってしまったのだ。