「悪性スモッグは中国発」…ソウル大研究チーム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.12 17:01
少なくとも4日以上にわたり韓半島(朝鮮半島)の空を覆う悪性スモッグは中国から流入した汚染物質によるものだという研究結果が出た。ソウル大のホ・チャンフェ教授研究チーム(地球環境科学部)が韓半島の空気の流れを逆追跡し、11日にこのような事実を明らかにした。
ソウルで最悪のスモッグが発生する日には、必ず2、3日前から中国東部・中部地域で粒子状物質による汚染度が上昇する。汚染された空気の塊りは偏西風に乗って韓半島へ進み、この時に強力な高気圧が形成され、中国東部と韓半島上空で停滞するなど、悪性スモッグが発生する条件が整う。高気圧は中国の汚染物質を持続的に引き込む「ポンプ」の役割をするため、中国の北京・天津など大都市・工業地帯の汚染された空気が韓半島に流入するということだ。悪性スモッグは普通、雨が降って終わる。