オオカミは一度に7-8匹の子を産む。 オオカミの巣窟を襲うモンゴルの遊牧民はオオカミの子を一斉に殺さない。 雌オオカミは子をすべて失えば、自ら近くのオオカミの乳母になるからだ。 たまった乳を分けてやり、獲物探しを終えれば近くの子オオカミに腹の中の食べ物を吐いて与える。 オオカミは母の手厚い世話を受けながら、はるかに大きく強く育つ。 後に秋になると、家畜被害は倍増することになる。 それでモンゴルの猟師は欲しい毛皮をあきらめ、子2匹は残す。 共同体に献身するオオカミの習性は恐ろしい(チャン・ルン『オオカミ・トーテム』)。
金文洙(キム・ムンス)京畿道知事の別名は‘キム・キョルシク’だ。 初当選国会議員当時、彼は3党の院内総務が予算案を玩んでいた国会の貴賓食堂に跳び込んで行った。 与野党の合意が慣行だった計数調整小委では表決までも拒否した。 「欠食(キョルシク)児童支援予算を配分しろ」と主張しながら一人で戦った末、1999年に学校給食法が改正された。 201億ウォン(約20億円)の予算も初めて確保された(キム・ムンス著『私の道、私の夢』)。 その金知事も最近は手が回らないようだ 京畿道の次上位階層児童(相対的貧困層)は3人に1人が給食費支援を受けられずにいる。