３０日午後のＭＢＣ（文化放送）番組「音楽キャンプ」の生放送中に発生した性器露出事故に関連し、なぜパフォーマンスチーム「カウチ」のメンバーらが‘性器露出’のような極端な行動に出たのかについて疑問点が生じている。

事件直後、このメンバーらは警察で「雰囲気を盛り上げてほしいとパンクグループ‘ルクス’に頼まれ、普段から弘益（ホンイック）大学前の公演でやっている通りにした」と話した。 しかし大衆音楽評論家のパク・ジュンフム氏は「１０年間、弘大のクラブで公演を見てきたが、性器を露出するのは見たこともない」と語った。

事前に計画された行動だったかどうかも焦点となっている。 シン氏は警察で「生放送とは知らなかった」とし、偶発的な行動であることを強調している。 しかしＭＢＣのキム・ヨンヒ芸能局長は「シン氏らが下着を着けず、ジッパーだけで服を脱げるような衣装を着ていた点、顔を識別できないようペイントをしていた点などからみて、１００％事前計画された行為だ」と主張した。

警察はシン氏らが幻覚状態であったかどうかを確認するため、本人の同意を得て髪の毛を採取、国立科学捜査研究所に精密検査を依頼した。 麻薬服用および飲酒状態だったかどうかを調べるために３０日実施した尿検査では、陰性反応が出た。 警察の関係者は「実定法上、処罰の程度は高くないが、史上初の放送事故であるだけに、正確な犯行の動機についても集中的に調べる計画」と明らかにした。