習近平主席の「一帯一路」に支障か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.29 10:55
「主権を守る」。米国のイージス駆逐艦「ラッセン」が南シナ海の南沙諸島の人工島に進入したことに対し、中国が超強硬態勢を維持する理由だ。南シナ海の9割の320平方キロメートルが歴史的に自国の領土というのが中国の主張だ。
中国はその根拠に史料を持ち出している。中国南北朝時代の史書『後漢書』には「7郡の貢物が漲海を通じて流通した」と書かれている。中国はこの漲海が今日の南シナ海だと主張する。また宋代の古書『太平御覧』には「漲海で珊瑚洲」とあるが、この珊瑚洲が現在の南沙諸島など南シナ海の暗礁を表しているということだ。