「THAAD問題、不用意に妥協すればニンニク紛争と同じ状況も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.24 14:30
1992年の国交正常化後、韓中関係の最初の峠は「ニンニク紛争」だった。2000年6月に韓国が急増する中国産輸入ニンニクに対して高率の緊急調整関税を賦課すると、中国は韓国産の携帯電話とポリエチレンに対して暫定輸入禁止という超強力な報復措置を発動した。結局、同年7月に韓国政府はセーフガード(緊急輸入制限)措置を覆し、体面を汚した。
当時、在中大使館の公使を務めながら「両国間ニンニク貿易に関する合意書」に署名した辛正承(シン・ジョンスン)元駐中大使(現東西大客員教授・中国研究センター長)に14日、会った。辛元大使は高高度防衛ミサイル(THAAD)問題について「ニンニク紛争のように重要な先例になる可能性がある。不用意に妥協すれば国民の感情を傷つけ、韓米同盟にも影響を及ぼすかもしれない」と述べた。辛元大使は外務部北東アジア第2課長だった92年から韓中関係の最前線で活躍した。