【噴水台】大金をかけて買った花婿候補、気づけば“魚醤油”だったなら…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.12 15:13
結婚は幸不幸ゲームだ。つかみ取ってみる前は、それが魚醤油なのかジュースなのかは分からない。選びに選んだのに飲んでみると魚醤油だったという場合が意外に多い。問題はその不運が魚醤油で終わらないということだ。結婚というのは火星人と金星人のように別の言語コードを使う男女という2種類の人類が、ある空間で同じ目的を目指して生きなければならない、それ自体が冒険だ。どれほどの事情があって、沈薫(シム・フン、韓国の小説家)先生はこのように言ったのだろうか。「結婚するな。君の手で小さな地獄をつくることになる…。」
妊娠したまま相手の母親から数億ウォン台の持参金とホテル結婚式費用を要求されて対立し、ついに未婚の母になったというある女性の記事を見て、私は魚醤油を飲み込んだような不快感がこみ上げてきた。結婚という、そうでなくても土台が貧弱な制度をとり囲む人間群像のふるまいで目もくらんでしまいそうだったからだ。しかしこれは簡単な話だ。昔は医師や弁護士など“師、士”の字が付いた新郎と結婚するには鍵3つという結婚用品の公式が、この頃は億台持参金という“現金取り引き”方式に“進化”したのだ。ある報道機関の記事によれば、医師だけが加入する非公開コミュニティには“年俸1億ウォンあたり持参金15億ウォン”が適当だという計算も上がってきている。そんなお金がある女性に蛇足で忠告するなら、いっそマンションを買って家賃をとるほうがより良い。とても手が掛かってうるさい男を買って一生苦しめられるよりはという話だ。ちなみに“師、士”の字が付いた男たちの中に“魚醤油”はざらにいる。