韓国首相任命問題に…徐清源「よく判断を」、金武星「釈明の機会をもう一度」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.18 11:39
文昌克(ムン・チャングク)首相候補に対する与党の雰囲気が交錯している。セヌリ党親朴系統の重鎮であり主要党権者である徐清源(ソ・チョンウォン)議員は17日、予定になかった緊急記者懇談会を開いて「文候補に対する人事聴聞会の手順を踏んだ後に、国民と議会が判断しなければならないという考えに変わりはない」としつつも「最近の文候補の指名以降、国民世論を傾聴した結果、今は文候補自らその言動に対する国民の意思を推し量って深い自己省察をすべきだと考える」と話した。あわせて「国民のために何をすべきかをよく判断すべきだと考える」と付け加えた。徐議員は記者が「『国民のためにすべきこと』の中には『自主辞退』も含まれているということか」と尋ねると「皆さんが判断して書いていただきたい」と答えた。
これに関し、セヌリ党からは徐議員の発言は、事実上、文候補に自主辞退を促すものだという解釈が出てきた。徐議員のある側近は「徹底して徐議員本人の判断で行った発言であり、青瓦台(チョンワデ、大統領府)や党には何の相談もなかった」と伝えた。当初、文候補に聴聞会に立つ機会を与えなければならないと言っていた徐議員がこのように話したことについて、党内では7・14全党大会と7・30再・補欠選挙を同時に意識しているためだという分析が出ている。ただ朴槿恵(パク・クネ)大統領が文候補の承認表決を決心する場合、徐議員の方向転換が全党大会での親朴系統の票集めに障害となるおそれがある。