【時論】韓国の松の緑が死につつある(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.24 14:19
誰でも幼い頃に1度ぐらい口ずさんだ歌が「松」という童謡だろう。ドイツの童謡を翻訳した歌詞だ。「松が、松が、いつも青い緑の光。寂しい秋の日も吹雪の日も松が…」。松を最も好む韓国の人々の愛唱曲でもある。
しかし松くい虫によって韓国の木の23%を占めている私たちの松が急激に消えつつある。心配しないわけがない。発生の経路はこうだ。1ミリ前後の糸のような線虫が、媒介虫であるマツノマダラカミキリまたは北方カミキリムシによって松・五葉松・海松などに移ってきた後、水の通路の役割をする仮道管を詰まらせて木を枯死させる。しかもこのマツノマダラカミキリが2キロは飛んで行くためにほかの木に移っていくスピードも非常にはやくならざるをえない。まだエイズの処方薬がないように、松くい虫にも天敵や効果的な薬品がなく結局は伐採するしかない。