日本企業、海外賠償金で経常黒字が急減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.12 15:45
日本企業が海外への罰金や賠償金のため経常黒字が減っていると、日本経済新聞が11日報じた。米国内のタカタエアバッグ関連訴訟が相次ぐ見込みで、巨額の賠償金が追加で発生する可能性もある。
日本財務省によると、2014年4月-2015年1月の日本の移転収支は1兆4002億円の赤字となった。赤字幅は前年同期比55%増えた。2014会計年度(2014年4月-2015年3月)全体でも過去最大だった1990会計年度(1兆7940億円)に迫ると、日本経済新聞は予想した。
移転収支は国内外での対価が伴わない無償援助、罰金、賠償金、贈与性送金などの取引をいう。移転収支の赤字が大きく増えたのは、日本企業が海外訴訟で賠償金や罰金を科されたためだと、同紙は分析した。地域別に比較が可能な2014会計年度4-9月を見ると、米国との移転収支は2933億円の赤字で、前年同期比で5倍に増えた。昨年末と今年初めにも米国で罰金命令が相次いだ。