【コラム】雇用安定・福祉拡大なしに成長はない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.16 11:09
雇用が不安定な中、育児・教育などに対する補助が不足しているため、育児の負担があまりにも大きく、出生率は世界最低レベルとなった。失業保険や年金も十分でないため、失職や引退をすれば生きていく道が見えない。これに伴い、通貨危機後、中年・老年の自殺が急増し、1995年までは10万人あたりの自殺率が12人とOECD平均の16人を大きく下回っていたが、現在は33人で断然トップとなった。
一日も早く雇用を安定させ、福祉制度を拡大しなければ、大韓民国は自殺率が世界トップ、出生率が世界最下位を誇る、まさに暮らしにくい国として定着するだろう。何よりも強調されるべきことは、雇用を安定させ、福祉を拡大するのが、今の韓国の状況では成長にも役立つという点だ。