韓国の結核発生率 OECD最高…「5年以内に半分に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.01 14:43
韓国の結核発生率・死亡率が経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち最も高いことが分かった。昨年2万8161人の新規結核患者が発生し、全体の患者は3万6044人にのぼる。
保健福祉部疾病管理本部は5年以内に結核発生率を半分に減らすことを目標とする第2期結核管理総合計画(2018-2022)を1日、発表した。韓国の結核発生率は10万人あたり77人、結核死亡率5.2人(2016年基準)と、OECDの中で圧倒的に多い。2番目に多いラトビア(発生率37人、死亡率2.8人)のほぼ2倍だ。
第1期総合計画(2013-2017)で結核の発生は減少傾向だが、高齢化のため高齢者の結核発生は増える見込みだ。また、昨年基準の新規患者の6%(1632人)が外国人であるほど、国内に流入する外国人結核患者が増えているのも脅威の要因に挙げられる。韓国政府は2022年までに結核発生率を10万人あたり40人に、2035年には「結核撲滅水準」の10人以下にまで減らす計画だ。