北朝鮮が新種ハッキング手法「ウォータリングホール」（Ｗａｔｅｒｉｎｇ　Ｈｏｌｅ）方式で韓国にハッキング攻撃を加えたとみられると、米日刊ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が報じた。

ＷＳＪは３０日（現地時間）、サイバーセキュリティー専門家らの言葉を引用し、２月から３カ月間、韓国の外交、航空宇宙、統一分野のウェブサイト９カ所にハッキング攻撃が感知され、これは北朝鮮の犯行と推定されると伝えた。

ＷＳＪは今回のサイバー攻撃に「ウォータリングホール」という新種ハッキング手法が使われた点に注目した。この手法は猛獣が水たまりに隠れて獲物を待つように、攻撃の対象が普段よく接続するウェブサイトに悪性コードを植えつけ、当事者が接続するのを待って攻撃する方法だ。

ＷＳＪは、最近アジアのほかメキシコ・ポーランドなどのグローバル銀行に対しても似た手法のハッキング攻撃があったと伝え、北朝鮮の関与の疑いを提起した。

ＷＳＪは北朝鮮のハッキンググループが外国銀行・企業を担当するＡチーム、対南ハッキングを担当するＢチーム、電子メール発送・情報収集などのＣチームに分かれていると説明し、今回のウォータリングホールハッキングはＢチームが主導したと推定した。