フォルクスワーゲン「韓国は米国と違って賠償できない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.30 07:55
「ディーゼルゲート(排ガス不正)」で米国の消費者に147億ドル(約17兆4000億ウォン)規模の賠償金を支払うことにしたフォルクスワーゲンの韓国法人が関連の立場を表した。
要旨は「韓国は米国と違って法的に問題にならず、賠償はできない」ということだ。アウディ・フォルクスワーゲン・コリアは29日に出した釈明資料を通じて、「韓国・欧州では法的に任意設定(排出ガスソフトウェア操作)に該当しない。米国でのみ法的に任意設定を問題にすることができる」と一線を画した。「米国で出した賠償案はフォルクスワーゲンの法的責任を認めたものではない」とも付け加えた。
韓国・欧州をはじめとする他の国は米国と状況が違うため、米国のように賠償する計画はないという点を明確にした。フォルクスワーゲン側は「米国は排ガス許容基準が韓国・欧州に比べてはるかに厳格であり、車両の構造も異なる。米国以外の他の地域の法律・規定に適用したり影響を及ぼす事件ではない」と強調した。