日本領事館前の労働者像、韓国地方選挙前まで“路上生活”?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.24 07:02
釜山(プサン)の日本総領事館前の強制徴用労働者像が6月13日の地方選挙前まで“路上生活”を余儀なくされる見通しだ。釜山東区庁は24日に行政代執行手続きに入ると明らかにしたが、地方選挙前に強制撤去に踏み切る可能性は低いとみられている。再選に挑戦する朴三碩(パク・サムソク)東区庁長が職務停止状態で、パク・チョルオ権限代行が積極的な行政を行うことはありえないという見方が大勢だ。昨年12月、東区庁は少女像の強制撤去を試みたが、非常に強い世論に真っ向からぶつかった前例があるためだ。
23日、全国公務員労働組合釜山本部関係者は「釜山東区庁が行政安全部と外交部の圧迫に勝てず、表面的に行政代執行を通知したが、東区庁の実務者に会ってみると明らかに困り果てている」とし「行政代執行権限は東区庁が持っていて、行政安全部の指示をはねつければ行政安全部が使える手はない」と話した。続いて「昨年、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が行政安全部の反対にもかかわらず、条例と業務指針によりメーデーに公務員に特別休暇を付与したのと同じような様相」としながら「行政安全部が地方自治体の権限を侵害して圧迫を加えることはできない」と付け加えた。