試される朴槿恵政権の均衡外交…「時には立場がないのが立場」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.29 10:01
朴槿恵(パク・クネ)政権の「均衡外交」が試される。南シナ海で米中間の緊張が高まっているからだ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は28日、「南シナ海問題は国際的に確立された規定に基づき平和的に解決されなければならない」という立場を明らかにした。この関係者は「南シナ海は我々の輸出物流量の30%、輸入エネルギーの90%が通過する重要な海上交通路であり、我々の利害関係が大きい海域」とし「南シナ海の平和と安定に影響を及ぼすいかなる行動も自制することを国際会議などを契機に強く求めてきた」と強調した。公式声明や論評ではなかったが、南シナ海の紛争に対する政府の立場を尋ねる質問への返答であり、韓国政府の立場と変わらない。表現から分かるようにどちらか一方に傾かないというニュアンスが込められている。