「中国、金正恩招いて関係改善に出る模様」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.30 10:02
新年の中国外交の最大懸案は、北朝鮮との関係改善になるという展望が出てきた。1年以上にわたり不都合な対北朝鮮関係を放置し続ける場合、韓半島(朝鮮半島)の情勢不安はもちろん対米関係にも否定的影響を及ぼすという判断からだ。
香港の大公報は29日、5人の中国外交専門家の意見を総合して新年の中国外交が直面する6つの懸案を分析した。木春山・外交専門評論家は「金正恩は執権3年が過ぎようとしている中で1回も外遊をしておらず、核などの北朝鮮問題の不確実性が高まっている」として「これは周辺国の安定はもちろん対米関係にも非常に否定的なものなので、今年中国は金正恩(キム・ジョンウン)を招くやり方で対北朝鮮関係の改善に注力するだろう」と展望した。これに先立ち17日、劉雲山・中国共産党中央政治局員が北京の北朝鮮大使館で行われた金正日(キム・ジョンイル)総書記の3周忌追悼式に参加したのがその前触れだというものだ。昨年2月に北朝鮮の第3次核実験と12月の張成沢(チャン・ソンテク)処刑以後、朝中関係は冷却状態であり2月の劉振民外交部副部長の北朝鮮訪問以来、高官級接触も中断されている状態だ。