【社説】金正恩氏の親書はうれしいが、必要なのは実質的非核化だ

【社説】金正恩氏の親書はうれしいが、必要なのは実質的非核化だ

2018年12月31日13時48分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が送った親書を昨日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が受けたという。金委員長は来年にも韓半島(朝鮮半島)の平和のためにともに努力したいという意向と同時に、状況を見てソウルを訪問するという意志を明らかにしたとのことが青瓦台(チョンワデ、大統領府)側の説明だ。米朝関係が膠着状態に陥り、北朝鮮の非核化が完全に止まっている中で南北首脳間の疎通が続いているのは少なくとも幸いだ。特に、期待されていた金正恩氏の今年のソウル答礼訪問が失敗に終わった状況で、彼が訪問への意向を親書を通じて明らかにしたのは韓半島の緊張緩和のレベルで肯定的だ。世論調査によると、理念を問わず国民の60~70%が彼のソウル答礼訪問に賛成しているという。このため、金正恩氏がソウルに来れば南北関係の改善には役立つことが間違いない。

  だが、問題は北朝鮮が実質的な非核化措置を全く取っていないということだ。米国など国際社会が繰り返して強調しているように、北朝鮮が非核化の措置に取れば手厚い補償が待っている。特に、トランプ行政府は19日、国務省のスティーブン・ビーガン対北朝鮮特別代表を通じて人道的支援と米国人の北朝鮮旅行を許容すると明らかにした。北朝鮮が交渉の場に戻るようにプレゼントを開けたわけだ。北朝鮮はこのような好機を逃してはならない。トランプ行政府は2月以前に北核問題の結着をつけるだろうという見方が支配的だ。民主党が2月に議会を掌握することになれば、トランプ行政府が思いのままに北朝鮮に対する政策を展開することが難しくなるためだ。

  北朝鮮がその時まで誠意ある措置を取らなければ、トランプ行政府はだまされたと判断して超強硬な路線に転じる公算が大きい。対北朝鮮交渉派であるジェームズ・マティス国防長官まで最近退いたため、トランプ大統領がどのような態度で出るかは誰も分からない。金正恩氏が自身の言葉通りに北朝鮮住民の幸せを望むなら、直ちに非核化措置を取る必要がある。米国が北朝鮮に対する政策を最終的に調整する真実の瞬間が近づいている。
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