「トランプ氏、日本だけに行きたかった…訪韓の最大の目的は」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.23 08:59
米国の韓半島(朝鮮半島)専門家、マイケル・グリーン・ジョージタウン大教授は「ドナルド・トランプ米国大統領が訪韓期間中に先制攻撃や予防的戦争のような強硬発言をする可能性は排除し難い」とし「これは進歩的な文在寅(ムン・ジェイン)政府と韓米同盟で葛藤を起こしかねず懸念される」と述べた。
ジョージ・Wブ・ッシュ大統領当時、ホワイトハウス国家安保会議(NSC)アジア担当上級補佐官を務めたグリーン氏は、現在、戦略国際問題研究所(CSIS)の上級副所長(アジア)と日本部長を兼任している。
グリーン氏は20日(現地時間)、中央日報とのインタビューで「トランプ大統領の訪韓は北朝鮮を『悪の枢軸(Axis of evil)』と表現した直後の2002年2月に行われたブッシュ大統領の訪韓とさまざまな側面で似ている」とし「当時もホワイトハウス内の強硬派は非武装地帯(DMZ)で『悪の枢軸』や『壁(休戦ライン)を崩さなければならない』という強硬発言は見送った」と回顧した。グリーン氏は文大統には「トランプ大統領に北朝鮮の核ミサイルの実験中断と韓米連合訓練の中断(双中断)交渉のような対話や包容政策を迫るのではなく、DMZに同行してトランプ大統領に韓米同盟と安保公約に対する堅固な約束をさせるのがよい」と助言した。