「現代自動車のスト、自動車産業の生態系壊す」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.24 13:33
「ストにより現代・起亜自動車が風邪をひくなら、中小協力会社は肺炎になります」。
現代自動車、起亜自動車、韓国GMの1次協力会社であるヨンシン金属工業のイ・ジョンウ社長の哀訴だ。今年創立50年のヨンシン金属工業は平沢(ピョンテク)の浦升(ポスン)工業団地に位置する工場で、620台の生産設備により車両用工具とボルト・ナットを製造する企業だ。売り上げの96%を韓国の自動車メーカーに納品しているため韓国の自動車産業動向が業績を直接左右する。
中央日報とのインタビューでイ・ジョンウ社長は「自動車メーカーの労使紛糾は自動車メーカーだけに被害を与えると思われているが、実際は中小協力会社がさらに大きな被害を受けている」と主張した。昨年現代・起亜自動車労働組合が過去最長のストを行ない発生した損失規模は5兆3000億ウォンだったが、この期間に1次協力会社は2兆6800億ウォン、2次協力会社は1兆700億ウォンの損害を受けた。絶対規模では協力会社が自動車メーカーより少ないが、調達できる資金に限界がある協力会社の立場では耐えがたい金額だ。