【時論】文在寅政府の長官人選の基準(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.31 16:06
第四に、外部環境とのネットワーキング能力だ。国会、メディア、市民社会、公私組織との柔軟な疎通および政策説得力が特に重要だ。これを通じて組織外部からの不当な外圧を遮断して組織の堅実な発展をけん引することができる。さらに、政策が指向する核心的な内容が国民に的確に伝えられて執行が円滑に行われる順風効果がもたらされるだろう。
第五に、多様性(diversity)の要素だ。これは荒々しく吹き荒れているグローバリゼーションの流れと軌を一にしている部分だ。性別や地域はもちろん、障がいの有無や社会階層、さらに考え方や価値・信念を包括する文化的多様性を重視する力がこれに含まれる。最近、論争が起きている長官候補や家族の二重国籍問題もこのような枠組みからアプローチしなければならないだろう。