未来連合軍司令部合意が不発…米「副司令官の中将級格下げ」通知のため(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.18 14:26
米国から韓国への戦時作戦統制権(戦作権)転換の要諦は韓米連合軍司令部の未来連合軍司令部への改編だ。連合司令官は米軍隊長だが、未来連合軍司令官は韓国隊長だ。米軍は代わりに副司令官を引き受ける。米軍が他国軍の指揮を受ける異例の場合だ。政府は10月28日、韓米例年安保協議会(SCM)で未来連合軍司令部の創設について韓米の合意が行われるだろうと発表した。だが、会議後「未来連合軍司令部の創設案を報告したが、承認されなかった。来年SCMで改めて報告することにした」と伝えた。当時、国防部関係者は「司令官-副指令官体系は決まったが、その下のすべての参謀組織に対して調整されていない」と説明した。
複数の政府消息筋によると、過去SCMで米国が当初約束した隊長級でない中将級を未来連合軍司令部の副司令官に派遣するという意思を通知し、未来連合軍知れ部創設案の承認が不発に終わった。ある政府消息筋は「米国は中将級の未来連合軍司令部副司令官が地上軍戦力だけを配下に置くことを望んでいる」とし「米国が増員戦力を未来連合軍司令部の指揮体系から取り出そうとする狙いだというのが政府の分析」と話した。