【コラム】文化隆盛、結局は人と金にかかっている=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.18 13:11
とにかく生まれた時から意味が“非常に漠然としている”のが文化だ。創造経済よりはるかにあいまいで範囲も広い。軍隊文化からトイレ文化に至るまで文化がつかないところはない。文化に「芸術」までつければ頭がさらに痛くなる。しかし文化は実体が明確にある。高い低いの水準差もあり、美術・音楽・舞踊のように多様な分野がある。だれも一言で定義できないが、だれでも文化があり必要なことを知っている。それで文化隆盛が国政目標の一軸を堂々と占めたのだろう。
しかも今年は文化芸術委員会創立40周年になる年だ。文化芸術委員会の前身である文化芸術振興院は1973年10月に正式に設立された。高度成長にともなう自信を基に朴正熙(パク・チョンヒ)政権が文化に視線を転じたおかげだ。73年は「文芸中興宣言」が出され、「文芸中興5カ年計画」が始まった年でもある。芸術家支援、古典の現代語訳など多様な事業が展開された。文芸振興院初年の74年度の事業費は8億6200万ウォン。今年の文化芸術委員会の事業費1094億4100万ウォンと比較すると本当に隔世の感がある。