国家情報院はスパイの疑いがもたれている「一心会」組織員たちが中国内北朝鮮工作員のアジトである東旭花園を、今年に入ってだけでも3回訪問し、国内政治家たちについての動向報告を指示された手がかりをつかみ、捜査中だということがわかった。彼らはまた、民主労動党党員キム某氏と学生運動圏出身カン某氏らを、中国で北朝鮮工作員と接触させた疑いももたれている。
9日、国情院などによるとイ・ジョンフン容疑者(43)前民労党中央委員とソン・ジョンモク容疑者(42)は、今年の3月2日と6月24日、それぞれ中国北京の東旭花園を訪問し、北朝鮮工作員と接触したというものだ。
国情院はイ容疑者らが北朝鮮の対外連絡部副部長ユ・ギスン氏と工作員キム・ソンミン氏らに政治権動向などを情報報告したものと見ている。特に一心会組職を主導したチャン・ミノ容疑者(44)は1月29日東旭花園を訪問し5.31地方選挙、6カ国協議など国内外情勢変化に関する報告をしたと国情院は把握している。