【社説】来年の経済がさらに厳しいという憂うつな展望=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.01 14:26
今年より来年の経済がさらに厳しいだろうという憂うつな展望が相次いでいる。現代経済研究院は昨日「2019年韓国経済展望」の報告書で来年の成長率が2.6%にとどまると見通した。建設投資が大きく冷え込み、設備投資と民間消費・輸出増加率も今年より鈍化するものと予想した。これに先立ち、先月20日、LG経済研究院も来年の成長率を2.5%に下方修正した。この民間研究所は政府と韓国銀行の来年の成長率展望(2.8%)より悲観的だ。経済協力開発機構(OECD)とアジア開発銀行(ADB)も今年と来年の韓国の成長率展望を下方修正した。
米中央銀行が最近、今年の自国の成長率展望を年2.8%から3.1%に引き上げた点を考えると、今年の韓国と米国の成長率の逆転は避けられないようだ。韓国が先進国である米国より成長率が低かったのは通貨危機の時である1998年と2015年だけだった。失業率など雇用指標も米国より悪くなる可能性が大きい。すでに韓国の今年の1~8月月平均失業者は1999年以降最も多い113万人に達し、同期間の失業給与の支給額も4兆5000億ウォン(約4614億円)を超える過去最大の記録となった。