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【時視各角】戦術核、ワシントンの視点で見るべき

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.20 16:13
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最近、米ワシントンを訪問し、韓半島(朝鮮半島)専門家らと戦術核の再配備について議論した。結論からいうと、再配備の要請は全く受け入れられない話だった。政府・議会・シンクタンク、どこの所属かは関係ない。私は7割の国民と同じく戦術核の再配備に賛成する。これを支持するコラムも書いてきた。彼らの言葉はそれだけに衝撃的だった。

最もショックを感じた瞬間は、我々が雰囲気を把握していないことを悟った時だった。ソウルの視点だけで眺めていたのだ。国内では我々が望めばすぐに米国が戦術核を配備するものと考えてきた。とんでもない錯覚だ。

 
ワシントンの立場はレンズのように明瞭だ。ロシアを意識した世界核戦略が不動の基準となっている。韓半島への戦術核再配備もロシアとの核競争レベルで決めるということだ。

1991年までこの国に戦術核を山のように積んでいたのは北朝鮮のためではなかった。ソ連との核競争のためだった。一時はなんと950個の多様な戦術核兵器が置かれていた。この中には200キロトン級の核爆弾を搭載したサージャントミサイルもあった。広島に投下された原爆「リトルボーイ」(15キロトン)の13倍にのぼる驚くほどの武器だ。このように威力的な核兵器を山のように積んでおいたのはソ連との核競争でなければ説明できない。戦略核を撤去したのも、もちろんソ連との軍縮協定のためだった。

注目すべき点はソ連中心の核戦略論理が今でも有効ということだ。したがってロシアが特別な行動をとらない中では韓半島に戦術核を置く理由がない。むしろロシアに核兵器を増やす口実だけを与える。

少なくない運搬・管理費用も考慮事項だ。韓国国内に移すのも問題だが、戦術核の管理にも莫大な費用がかかる。

韓半島の状況での軍事的価値について米国の専門家らは首をかしげた。戦術核を搬入すれば北朝鮮も新たな作戦を立てるのは確実であり、大きな効果を得るのは難しいということだ。これを保管する米軍基地が北朝鮮はもちろん中国の最初の攻撃目標になるという点も米国としてはうれしくない。

にもかかわらず与野党はこの問題をめぐって対立している。偶然にも戦術核再配備を要請しに行った自由韓国党の訪米団とワシントン訪問時期が重なった。彼らも同じ話を聞いたはずだ。

米国が戦術核の提供に否定的であるためやむを得ないという話ではない。再配備は決して容易なことではないということを伝えたいだけだ。今は文在寅(ムン・ジェイン)政権がためらっているが、戦術核の導入は間違いなく考慮する価値があるカードだ。多くの国民も望んでいることだ。

戦術核の導入に方向が決まれば、トランプ政権を動かすための多角的な戦略が必要となる。米議会と複数のシンクタンクの専門家に戦術核導入の正当性を訴えることが最優先だ。

休戦ラインから50キロ以内に1000万人が暮らす韓国の国民に、超音速爆撃機B-1Bでも2時間かかるグアム(距離3200キロ)の米軍を信じて暮らせというのは話にならない。冷戦が終わった欧州のドイツには戦術核を置き、現在最も好戦的な北朝鮮と接する韓国は通常兵器で防御しろというのも問いただすべき点だ。

本質的に米国が話す「拡張抑止戦略」は信頼に基づく。何か紛争が起これば米国が立ち上がって助けてくれるだろうという漠然とした信頼のことだ。しかし莫大な犠牲を覚悟しながらも米国が無条件に助けてくれると期待するのはあまりにも単純な考え方だ。さらに米軍の統帥権者は気まぐれなトランプ大統領ではないか。忘れてはいけない真理がある。「希望は戦略にならない」。

ナム・ジョンホ/論説委員

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