【社説】ノーベル賞受賞するなら科学技術の研究・教育から革新せよ=韓国

【社説】ノーベル賞受賞するなら科学技術の研究・教育から革新せよ=韓国

2015年10月07日11時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  日本の大村智氏と中国の屠ユウユウ氏、アイルランドのウィリアム・キャンベル氏ら3人の学者が5日、2015年のノーベル生理学・医学賞の受賞者と発表された。6日には日本の梶田隆章氏とカナダのアーサー・マクドナルド氏が素粒子ニュートリノの研究で物理学賞を受賞することになった。これで中国は華僑ではない自国の国籍者から初めての受賞者を出した。日本出身のノーベル科学賞受賞者は21人(国籍者19人)に上ることになった。インターネットではすでに韓日や韓中の受賞者数を比較した「0対21」「0対1」という言葉が出回っている。相当なレベルに達したと自負してきた韓国の科学技術界には衝撃と共に新鮮な刺激となるだろう。もちろんノーベル賞は特定の研究者・国家・研究機関の科学技術が世界的レベルという証拠であるだけで、学問と研究の目標ではない。ノーベル賞の受賞が国家科学技術政策のビジョンになる必要もない。ただし隣国のノーベル賞受賞のニュースを、韓国の研究風土を振り返ってみるきっかけにする必要はある。

  事実、科学的業績はほとんどが長期間にわたる退屈で反復的な実験と検証の結果だ。したがって業績を出すには、若い科学者と研究者が生涯にわたり情熱を大事に保ちながら一分野に没頭できるよう安定した研究システムを提供することが必須だ。短期的成果に執着して物量中心主義に陥っていたらノーベル賞はさておき韓国が今後生きていくための源泉科学技術の確保も容易ではない。企業が大学や研究所の研究を着実に支援する産学協力も強化しなければならない。科学教育を革新して若い学生たちの科学に対する関心を励まし続けながら体系的に支援する必要性も大きい。詰め込み式の教育では創造力と根気が土台である科学技術の発展を成し遂げるのが難しいからだ。科学者を尊重しながらチャレンジ精神を持てるように励ます社会的風土も切実だ。

  韓国が科学技術の主導国になろうとすれば、ノーベル賞ではなく科学教育と研究のための肥沃な土壌を作ることが政府や大学・社会の目標にならなければならない。それでこそ韓国が科学で人類に寄与する国になれる。ノーベル科学賞はこれを成し遂げた時についてくる名誉だ。
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