車道減らせば交通量減少…「ブラエスのパラドクス」、韓国初の実験(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.12 15:13
ソウル永登浦区(ヨンドンポク)が混雑した道路を広げず逆に狭める案を推進中だ。この逆発想の根拠は何だろうか。チョ・ギルヒョン永登浦区庁長は11日、「車道を減らし歩道を広げれば渋滞が深刻になるだろうと思われるだろうが、現実は違うときもある」とし「供給(道路拡張)が交通需要を増やすということはすでにさまざまな国で検証されている」と話した。今年初め、妥当性評価を終えた永登浦区は6月まで基本設計を終える。また屋台を規格化された販売台として整備する計画だ。
道路ダイエット(車道を減らすこと)は先進国ではすでに一般化している。現在、米国ニューヨークのタイムズスクエアでは車道を減らす工事の真っ最中だ。車道を減らせば交通量が少なくなって車があまり渋滞しなくなり、歩行者が増えてストリート経済が生き返ると判断したためだ。