“入院天国”の韓国、入院日数がOECD第2位…その裏では
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.27 08:24
慶尚南道(キョンサンナムド)のある総合病院では胃がんの手術をすると平均1カ月ほど入院する。通常は手術後退院し再入院した後で抗がん治療を受けるが、この病院はずっと入院させる。時には5~6週間入院したりもする。入院する時に輸液注射、血液検査などの処置と検査を受ける。このために患者の負担が上がり健康保険財政にも悪影響を及ぼす。こういう病院が多いため韓国が世界で入院日数が2番目に多い国と評価された。経済協力開発機構(OECD)が韓国保健医療体系(2009年基準)を初めて総括評価した結果だ。OECDは170の項目を分析し、保健福祉部、健康保険公団、健康保険審査評価院など14機関が参加した。
26日に発表されたこの報告書によると、韓国は患者1人が平均16.7日入院する。OECD平均の8.8日の2倍程度だ。日本の33.8日に続き2番目に長い。韓国は2000年の14日から9年間で2.7日増加した。同じ期間にOECD加盟国はすべて減少した。韓国だけが唯一増加した理由は、病院と病床がとても多い上、長く入院するほど病院の収益が上がるためだ。人口100万人当たりの病院数は55で、OECD加盟国で3位だ。人口1000人当たりの病床は8.3で2位だ。