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【コラム】国会議員の国、大韓民国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.31 14:46
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「君たちで分け合って食べなさい」。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が30日、与党・共に民主党の現職国会議員4人を新政権の長官に指名すると、ソーシャルネットワークサービス(SNS)にはこのようなシニカルな反応が少なからず登場した。議員の一挙入閣は、破格と斬新を前に出した国連出身の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官候補と「サムスン狙撃手」金尚祖(キム・サンジョ)公正取引委員長候補が偽装転入や脱税など、いわゆる「5大不正」という暗礁に乗り上げて危機を迎えると、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が取り出したカードだ。候補一人一人の実力評価に先立ちこうした反応が先に出てくるのは、国会議員同士が大目に見る「現職礼遇」に対する一種の拒否感の表示だ。金大中(キム・デジュン)政権時代から朴槿恵(パク・クネ)政権にいたるまで左・右政権に関係なく、現職議員が人事聴聞会を通過しなかった事例がないという点を考えると、今回も例外なく同僚議員の「鈍い」検証で人事聴聞会を無事通過するという見方が優勢ということだ。

 
実際、議員の入閣は過去の政府でも内閣の人選が難航するたびに、青瓦台が選んで議員が喜んで受け入れる状況が繰り返されてきた。2014年の金明洙(キム・ミョンス)候補の辞退当時にも現職議員の黄祐呂(ファン・ウヨ)副首相兼教育部長官人選で無難に公聴会を通過し、その後、兪奇濬(ユ・ギジュン)長官、柳一鎬(ユ・イルホ)長官も同じだった。議員らは「選挙で検証された」と主張するが、欠陥がないというより、同僚を大目に見ていることを知らない国民は少ない。他の人事聴聞会の対象者と同じように鋭い道徳的検証の基準を突きつければ、最後まで生き残る人は果たして何人いるだろうか。

このほかにも議員の入閣には考えるべき問題がある。その一つが兼職問題だ。国務委員兼職は法的にはいかなる欠点もない。しかし内閣制でもなく厳格に三権分立を基礎とする大統領中心制の国で、いかなる権限制限もなく議員が内閣を占めるのは国会の行政府掌握のようで引っかかる。

「坊さんは自分の頭を自分で刈れない」というが、国会議員だけは自分の頭を刈る全権を握っているために生じることではないのか。兼職による権限制限をはじめ、選挙のたびに時代に合わない各種特権を手放すと約束するが、いつも空念仏に終わる。

議員らは機会があれば帝王的大統領制を問題にし、積弊清算を叫ぶ。ところが自分たちは過度な人事牽制権を握って行政府まで掌握する。これだから「国会議員の国」という言葉が出るのではないのか。

アン・ヘリ/ライフスタイルデスク

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