【コラム】知識経済へ進む中東、韓国には機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.07 11:10
過去半世紀の間、中東はいわゆる「漢江(ハンガン)の奇跡」と呼ばれる韓国の急速な経済成長の礎石の役割をした。韓国が競争力を備えた運送、建設、技術分野は、今後、中東が石油基盤を越えた経済発展を推進するのに役立つはずだ。
韓国と中東との関係は長い歴史を持つ。7世紀にアラブの商人が初めて韓半島(朝鮮半島)で貿易取引をし、当時の韓半島を支配した高麗を「コリア」という名前で西洋に知らせた。1961年に就任した朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領は翌年、サウジアラビアなど中東国家との外交樹立のために努力した。それ以降、韓国と中東の協力は非常に活発だ。今日、サウジアラビアは韓国の4大貿易相手国、韓国はサウジアラビアの5大貿易相手国となっている。1975年に韓国の技術力でアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ島に橋が建設された。その30余年後、サムスンがドバイにブルジュ・ハリファと呼ばれる162階建て世界最高層ビルを施工した。