韓経:【コラム】数多くの「韓国GM」たち
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.14 13:19
韓国GMが再び崖っぷちに立たされた。米ゼネラルモーターズ(GM)が大宇自動車を買収して経営し始めた2002年以降で最大の危機だ。
GM本社はきのう主力事業所のひとつである群山(クンサン)工場を5月末までに閉鎖すると発表した。従業員2000人に対する構造調整手続きも進めるとした。「独自に事業を運営できるよう措置を取ること」というメアリー・バーラ会長の発言を契機に「韓国GM撤退説」が再びふくらんでから1週間ぶりだ。
韓国GMは仁川富平(インチョン・プピョン)と慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)、全羅北道(チョンラブクド)群山、忠清南道保寧(チュンチョンナムド・ポリョン)の4カ所の事業所で1万6000人を直接雇用している。3000社を超える協力企業を含めば雇用は30万件に達する。GM本社が韓国GMの構造調整をどれだけ深く強く推進するのかいまは予断しにくい。オーストラリアのように完全撤退するならば自動車部品産業の生態系まで揺らぐとの懸念が出ている。