【取材日記】「中国団体観光、緩和されたようで緩和されていない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.18 10:01
中国発追い風が全く感知されていない。業界によると、昨年12月28日、中国北京・山東省旅遊局は中国人の韓国団体観光を再許容したが、その後仁川(インチョン)を通じ韓国にて入国した中国団体観光はまだ1チームもない。匿名を要求したある中国専門担当旅行会社代表は「現地の旅行会社が中国当局の顔色をうかがっているため、団体ビザの書類自体を申し込めずにいる」とし「(団体観光が)緩和されていないわけでもなく、緩和されたわけでもない曖昧な状況」と話した。また他の旅行会社代表も「現地の旅行会社が団体の最大規模を80人に制限するように求められたという」として「80人以下であれば、団体観光の効果はない」と話した。また、「中国が中国人観光客を外交的手段として使おうとする狙いがあらわになったわけ」とし「このままであれば、春節(旧正月)シーズンも期待することは難しい」と話した。
複数の中国専門担当旅行会社によると、ここ1カ月間、中国人団体を誘致した旅行会社は5社前後に過ぎず、数字は500人未満と見られる。この程度なら個人ビザで入ってきた旅行客を括った「個別旅行客団体」とあまり変わらない。