韓国、電気自動車は遅れたがバッテリー技術は世界レベル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.20 15:35
電気自動車の普及速度を左右するものの一つがバッテリー技術だ。1回の充電でより長い距離を走るという点を含め、電気自動車を使用すればガソリン・ディーゼル車より経済的だという実質的なメリットを消費者が感じなければいけない。
ブルームバーグニューエナジーファイナンス(BNEF)はバッテリー価格が幾何級数的に下がり、8年以内に電気自動車が化石燃料車と維持費用が等しくなる「パリティ(Parity)時代」に入ると予想した。2010年に1KWあたり平均1000ドルだったバッテリー価格は2025年には109ドル、2030年には73ドルまで落ちると予想されている。現在のバッテリー価格は電気自動車の価格の半分ほど占めるが、2030年には現在の77%水準に下がるという。
電気自動車のバッテリーはセル(Cell)、モジュール(Module)、パック(Pack)で構成される。多くのバッテリーセルをモジュールとパックという形態を経て電気自動車に搭載する。バッテリーセルをいくつか集めてモジュールを、またモジュールをいくつか集めてパックを構成する。このパック形態で電気自動車に載せられる。BMW「i3」の場合、バッテリーセルが計96個であり、セル12個を1つのモジュールに、モジュール8個を1つのパックにした形で搭載される。セルがどれほど優秀かによって1回の充電で走行できる距離が変わる。モジュールはセルが外部衝撃に反応しないよう安全性を高める役割をする。パックはバッテリー管理システム、冷却システムなどを装着する。