【噴水台】「笑わせる大統領」が見たい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.13 09:55
大統領の実力者の補佐官がコメディ制作会社に転職する国。そして、その決定がからかいではなく拍手を受ける国。米国だ。事情の主人公はバラク・オバマ大統領の演説文を担当したデビッド・リット(David Litt)。彼は24歳だった2011年にホワイトハウスに入城して今年1月までオバマ大統領の特別補佐官であり演説文担当専任秘書官として仕事をした。そのうちに2月にコメディ映像制作会社に席を移して作家として仕事を始めた。製作会社の名前は「笑わせることができなければ死ね」という意味の「ファニー・オア・ダイ(Funny or Die)」。ニューヨーク・タイムズなど米国メディアはこの便りを伝えながら「政治風刺コメディがさらにおもしろくなるだろう」と期待した。
リットがコメディ制作会社に転職したのは自然なことだ。彼の主な業務の1つが大統領の冗談とユーモアを考案することだったのだから。リットは「演説文作家(speechwriter)」というよりも「ジョーク担当作家(joke writer)」とよく呼ばれた。そのような彼を至近距離に置いたということは、オバマ大統領が国民を「笑わせる」仕事がどれほど重要なのかよく分かっていることを物語っている。