【コラム】「大陸のミス」シャオミ、いったい君はだれなのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.27 11:20
シャオミの実体を尋ねるべきまた別の理由は中国の産業構造の変化を読み取れるためだ。中国の産業は大きく国有サイドと民営サイドに二分される。重厚長大型産業は国有企業が掌握し、軽工業、IT、不動産開発などには民営企業が布陣している。スティーブ・ジョブズが好きだった青年雷軍が作った私営企業シャオミの成功は「民営の時代」が来ていることを意味する。
中国の経済成長率が鈍化し、一部では「ハードランディング」の主張が提起されている。しかしこれは供給過剰、地方政府負債などで苦しんでいる国有サイドだけを見たことによる短見だ。シャオミ、アリババ、ファーウェイ、京東など多くの革新型企業が活躍している民営サイドはまったく異なる。そこではいま雨後の筍のように創業がなされている。中国経済が近くつぶれる? ノー。それがシャオミの返事だ。