シミラー医薬品で欧州市場進出進めるサムスン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.22 12:00
サムスンが新しい市場に向けた動きを一歩進めた。開化段階のバイオシミラー市場でだ。スタートは遅かったが歩みは速かった。
欧州医薬品庁(EMA)は21日、サムスンバイオエピスの「エンブレル」のバイオシミラー(後発医薬品)に対する販売許可審査に本格着手した。「エンブレル」はリューマチ関節炎治療剤で、昨年世界で9兆5000億ウォン(約1兆339億円)相当が売れた。先発薬の成分に対する特許は来月で終わる。サムスンバイオエピスはこの薬のバイオシミラーとして「SB4」を作り、10カ国での臨床を経てEMAに販売許可を申請した。EMAは申請書類に対する検討を最近終わらせた。一種の1次書類審査を通過したわけだ。サムスンバイオエピスのコ・ハンスン代表は、「われわれの目標はより多くの患者に薬を適切なタイミングで合理的な価格で提供すること。SB4の販売許可申請はこうした目標を実現するのに一歩近付いたもの」と説明した。