【コラム】変わったようで変わらない中国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.29 11:20
言葉を変えれば、北朝鮮体制の崩壊危機にもかかわらず、中国が送油管を防いで食糧供給を中断するなど極端な方法で北朝鮮に圧力を加えることを期待するのは、北京の実状が分からない人々の暇な夢想という話だ。中国側はまた、核開発を名分に北朝鮮が前面に出している安保憂慮を解消できる唯一の国は米国だと強調した。6カ国協議でも2国間会談でも、米国と北朝鮮が交渉テーブルに座って対話できる条件を作ることまでが中国の役割であって、それ以上中国に要求するのは無理というものだ。韓国と米国が念仏のように唱える「中国の役割論」に冷水を浴びせる発言だった。
中国側の関係者たちは、北朝鮮の核問題によって韓半島に一定レベルの緊張が維持されることが戦略的に米国にとって利益だというのがワシントンの判断という認識も示した。東アジア安保のための役割分担に日本を引き込んで、米国の軍事的・財政的負担を減らすことができ、韓国と日本に引き続き高価な先端軍事装備を販売できるということだ。それと共に同時に中国を牽制する一石三鳥の効果を上げているということだ。