金殷鎬(キム・ウンホ、1892~1979)の絵が各地で「冷遇」を受けている。 金殷鎬が描いた春香(チュンヒャン)・論介(ノンゲ)などの肖像画を、市民団体らが「親日画家の作品」として撤去を要求しているのだ。
全羅北道南原(チョンラブクド・ナムウォン)地域の経済正義実践市民連合(経実連)、YWCAなど10の市民・宗教団体は18日、「親日残滓(ざんし)を清算し、民族の精気を立て直すため、広寒楼(クァンハンル)内の春香祠堂にある春香の肖像画を直ちに取り外せ」という内容の声明書を出した。 これら団体は「春香は貞節の表象だ」とし、「その春香を代表的親日作家である金殷鎬の絵で飾ることは許されない」と主張した。