国内自動車部品メーカーが相次いで世界の有名自動車メーカーと部品供給契約を取りつけている。品質水準が世界トップレベルになっているうえ、昨年から始まったウォン安により価格競争力まで生まれたためだ。
国内自動車部品最大手の現代モービスは、メルセデスベンツを生産する独ダイムラーに1億3000万ドル相当の部品を供給する契約をしたと30日に明らかにした。商用バンに搭載されるオーディオと知能型バッテリーセンサー(IBS)を納品するもの。これと合わせフォルクスワーゲンにも2000万ドル相当の乗用バン用ヘッドランプを供給する。現代モービスが欧州メーカーに納品するのは今回が初めてだ。
国内自動車部品2位の万都(マンド)は28日に仏プジョー・シトロエンに1億ドル分のブレーキを納品する契約を締結した。万都はこれまでゼネラルモーターズ(GM)やフォードなど米国市場向けにブレーキやステアリング装置を納品していたが、欧州への納品はやはり今回が初めてだ。