李明博氏「大韓民国の根幹が揺らぐ」…捜査強めると背水の陣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.18 09:13
李明博(イ・ミョンバク)元大統領が報道機関のカメラの前に立ったのは昨年11月12日以降66日ぶりだ。当時金寛鎮(キム・グァンジン)元国防部長官が拘束されると、翌日バーレーンに出国した時仁川(インチョン)空港で記者会見を行った。今度は自身の「執事」と呼ばれる金伯駿(キム・ベクジュン)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)総務企画官に17日明け方拘束令状が発給された直後、この日午後に事務室で記者会見を行った。
李元大統領政権時代に青瓦台で勤めたことのある側近は「朝に(私が)直接出るから声明書を準備してほしいという連絡が李元大統領からきた」とし、「これ以上遅らせてはならないと判断したようだった。李元大統領の発言の度合いは予想より強かった」というのが大まかな評価だ。「歴史覆しと報復政治で大韓民国の根幹が揺らぐ」として度合いを強めてから直ちに「検察捜査は保守を壊滅させる政治工作であり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死に対する政治報復」と直撃弾を放った。その間、野党側でダブー視されてきた盧元大統領の死に対する言及を李元大統領が直接全国に伝えたわけだ。
これに対して、ある参謀は「盧元大統領の死と李元大統領の捜査に関係があるというのは小さい子供でも知っていることではないのか。李元大統領もこの部分に触れることをまったく憚らなかった」と話した。また他の側近も「声明書の草案を参謀陣が作成したりしたが『盧武鉉』『死』『政治報復』などのキーワードは李元大統領が明示した」と伝えた。