【コラム】韓国型戦闘機の消耗的論争、もうそろそろ終わらせる時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.20 09:21
KF-X(韓国型戦闘機)事業は2020年以後、空軍の老朽戦闘機の代替用としてKF-16+級の多目的戦闘機を獲得するために推進された。10年半という体系開発期間中、開発費8兆6000億ウォン(約9150億円)が投入される超大型防衛力改善事業だ。
だが、2002年10月に韓国型戦闘機の新規所要が決まってから10年余りの間、妥当性の分析だけでなんと7回も行われた。これにより空軍の戦力増強が先送りになったことを受け、2020年ごろには目標戦力比100機余りの戦闘機戦力の空白が避けられない状況だ。
そうした中で需要者である空軍は、戦闘機開発に必要な技術水準が成熟しているため、数十年に達する寿命周期の間の運営費と改造・改良需要を考慮した際、国内開発は妥当だと主張している。KT-1、T-50の場合、6カ国に130機余りが輸出されて訓練機市場の強者に位置しているほか、FA-50の開発の際に飛行制御と航空電子ソフトウェア技術が自立化水準にさらに近づいたことが技術成熟度を推察できる根拠でもある。