<KTX衝突事故>あきれた赤信号での出発、あわや最悪の惨事=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.02 08:56
また人災だった。先月31日に大邱(テグ)駅で起きたKTXとムグンファ号の3重衝突事故の話だ。機関士に出発を無線で通知する旅客専務が停止信号をしっかり確認していなかったことが明らかになった。国土交通部とコレール(鉄道公社)が事故原因と経緯を調査した暫定結果だ。ここに機関士と大邱駅管制センターが出発関連の行動規則を順守していなかった可能性も提起されている状況だ。
事故は8月31日午前7時14分に起きた。停車した釜山(プサン)発ソウル行きムグンファ1204号が「出発するな」という赤信号が示されていた状態でプラットホームを離れた。釜山からソウルに向かうKTX4012号が大邱駅を通過するため進入した時だった。KTXが走った通過線とムグンファ号がいた停車線が合流する地点で両列車が衝突した。ムグンファ号はKTXの9号車に突っ込んだ。この事故でKTX2~9号車とムグンファ号が脱線した。2本の列車がお互いを発見して減速したため大きな人命被害はなかった。
1分後の午前7時15分。今度はソウル発釜山行KTX101号が駅に進入した。脱線したKTXと車両側面同士が接触しKTX101号の18号車1両が脱線した。当時3本の列車には乗客1366人が乗っていた。だが速度が速くなく4人が負傷するのにとどまった。しかし最初の衝突でKTXがもう少し大きく脱線していれば後から進入してきた釜山行きKTXと正面衝突することになり大きな人命被害は避けられない状況だった。