<WBC>韓国では3割、WBCでは三振…井の中の韓国野球(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.09 08:05
韓国代表の金寅植(キム・インシク)監督は「韓国の選手はストライクゾーンにうまく適応できないようだ」と話した。WBC本大会の主審はメジャーリーグの審判が務める。投球軌跡システムを通じて累積したデータを見ると、KBOリーグのストライクゾーンは左右が広く上下が狭い「丸い長方形」に近い。これに対してメジャーリーグは左右の幅が狭く、上下が広い「縦長の長方形」だ。メジャーリーグは内角に厳しく外角には甘い判定をする傾向もある。チャ委員は「今回の大会で打者が高めのボールを見逃してストライク判定を受け、首をかしげる姿がよくあった」と話した。金監督は「我々も世界的な傾向(メジャーリーグのストライクゾーン)についていくべきではないかと思う」と語った。
狭いストライクゾーンはむしろKBOリーグの打者の国際競争力を低下させた。KBOリーグの品質にも悪影響を及ぼすという主張も多い。打者に過度に有利になって試合時間が長くなり、選手の酷使につながるということだ。メジャーリーグの試合時間は平均3時間ほどだが、昨年のKBOリーグの試合時間は平均3時間25分だった。試合時間が長くなればファンも徐々に離れていく。