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【コラム】韓国映画観客2億人時代、n分の1のワナ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.19 15:36
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映画を芸術に分類するなら、極めて大衆的な芸術であるということに文句をつける人は多くない。以前、ある映画評論家は映画の大衆性を美術と比較して非常に興味深く説明した。例えば、美術市場において昨日まで1億ウォン(約980万円)だった絵画1点が愛好家ひとりが買ったことで2億ウォンにもなり得る。半面、映画はハリウッドのブロックバスターでも低予算映画でも基本的な観覧料は同じだ。どんな映画でも、1億ウォンの劇場売上を上げようと思ったらおよそ1万人の観客が必要だ。そういう点で映画は観客ひとりひとり、すなわちn分の1が集まった大衆が興行成績を、言い換えると最終的な全体価格を形作っているというのが彼の結論だった。

そのn分の1が大きく動いた。今年の韓国劇場街の年間全体観客数が2億人を越えたのだ。史上初のことだ。5000万という人口が平均4回劇場に足を運んだということで、これは途方もない数字だ。年間映画観客数は2000年代初期には1億人前後にとどまっていた。観客数を基準としておよそ10年の間に映画市場規模が2倍に拡大した格好だ。その間、全体人口増加は緩やかだったが劇場インフラは大きく拡大した。複合施設の定着で韓国内のスクリーン数は2000年代初めの1000スクリーン未満から現在は2000スクリーンを大きく上回るまでになった。ここにコンテンツが力を加えた。特に韓国映画が観客集めに大きく寄与した。今年も全体2億人のうち、韓国映画観客の比重が60%近くを占めている。

 
10年前と異なる風景はもう1つある。最近は、2~3カ月前にならないと映画の公開日が知らされない場合が頻繁にある。名節、連休、学校行事の日程はもちろんのこと、ライバル作の状況を見て直前になってから公開日を決める心理戦が熾烈だ。通常の木曜日公開の他にも、今では水曜日あるいは火曜日公開も普通のことになった。それだけ劇場興行に、特に公開初期の成績づくりに必死だ。これにははっきりした理由がある。ビデオなど従来の付加版権市場が落ち込んだあと、国内で映画が儲けられる唯一の窓口は劇場だ。デジタル放送などの新しい窓口が登場することはしたが、まだ過去の全盛期における付加版権市場規模には至っていない。ワイドリリース、すなわち一度に多くの劇場で同時に公開する戦略が日増しに激化するようになったのは、こうした背景があったからだ。

このような戦略はかなり功を奏したようだ。昨年初めて2億人に迫った年間全体観客数(約1億9500万人)がここに来て2億人を越えたのがその代表的な結果だ。気になるのは、このような成長の勢い、否このような観客規模を継続して維持できるかどうかだ。劇場観賞を楽しむ観客、話題作の韓国映画、家に近くて便利な劇場は一瞬で消えたりはしないだろう。しかし、劇場だけで観客を増やすには明らかに限界がある。2億人という凄まじい数字が持つ両面的な意味に注目しなければならないのは、こうした理由からだ。

イ・フナム文化スポーツ部門次長

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