「北朝鮮では穀倉地帯の住民も飢えに耐えられず殺人」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.30 15:21
北朝鮮の穀倉地帯といわれる黄海道(ファンヘド)の住民が最悪の飢えに苦しんでいる。 収穫した食糧を軍用米として取り上げられ、食べ物をめぐって住民の間で殺人事件まで発生しているという。
28日の米国自由アジア放送(RFA)によると、最近、中国を訪問した黄海道沙里院(サリウォン)付近の農村女性ムンさんは「黄海道はもともと作物がよく育ち、大量の軍用米を納める‘90万トン地域’」とし「しかし昨年の洪水被害で作況がよくなかったにもかかわらず、収穫食糧の大半を軍用米として持って行かれて、住民は昨年秋から十分な食事ができずにいる」と伝えた。
ムンさんは「飢えに絶えられない住民の間で、食べ物をめぐって殺人事件も発生した」とし「路上で餓死者の遺体を目にすることも珍しくない」と主張した。