「情勢動かす金正恩…経済のために核放棄対談に出るよう」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.16 13:11
――金正恩委員長と金正日総書記の違いは。
「金正恩の特徴は何でも『一度に、一気に』だ。長期間にゆっくりということはない。問題の本質を貫いてすぐにアプローチするスタイルだ。文大統領とトランプ大統領も形式より内容を重視するスタイルという点で互いに通じる。会談も金正日の時は機先を制するために精魂を使い果たして気力の戦いから始めたが、そのようなことが全てなくなった。金正恩・金正日の最も大きな違いは実用主義だ。金正日は「実力以上の虚勢」だ。金正日は「強盛大国」、金正恩は「剛性国家」を話す。この差は大きい。実用主義の例として金正恩が2013年に張成沢(チャン・ソンテク)を粛清したが、過去には権力を振りかざした人が処刑されればその人と関連した事業が全て散り散りになり、該当分野が焦土化した。だが、張成沢が掌握した対外経済、朝中経済協力分野はいずれも健在だった。張成沢と数人だけピンセットで取り除くかのようにした」